認知症を知ろう
日本における65歳以上の認知症の人の数は約600万人(2020現在)と推計され、2025年には約700万人(高齢者の約5人に1人)が認知症になると予測されています。(厚生労働省:2020年)
香美市の65歳以上の人口は9,827人です。(2024年2月29日)
認知症とは
認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障がでてくる状態をいいます。認知症にはいくつかの種類があります。
アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が委縮していく過程でおきる認知症です。症状はもの忘れで発症することが多く、ゆっくりと進行します。
次いで多いのが脳梗塞や脳出血などの脳血管障害による血管性認知症です。障害された脳の部位によって症状が異なるため、一部の認知機能は保たれている「まだら認知症」が特徴です。症状はゆっくり進行することもあれば、階段状に急速に進む場合もあります。また、血管性認知症にアルツハイマー型認知症が合併している患者さんも多くみられます。
その他に、現実には見えないものが見える幻視や、手足が震えたり歩幅が小刻みになって転びやすくなる症状(パーキンソン症状)があらわれるレビー小体型認知症、スムーズに言葉が出てこない・言い間違いが多い・感情の抑制がきかなくなる、社会のルールを守れなくなるといった症状があらわれる前頭側頭型認知症といったものがあります。
認知症の理解を深めよう
認知症は誰にでも起こる可能性のある脳の病気です。
若くても、脳血管障害やアルツハイマー型認知症のために認知症を発症することがあります。
認知症があっても安心して暮らしていけるように、みんなで認知症の理解を進めていきましょう。
・認知症どこに相談すればいいの?
・認知症にやさしいまちづくり活動
問い合わせ先
香美市地域包括支援センター
〒782-8501
高知県香美市土佐山田町宝町1丁目2番1号
香美市役所1階(5番窓口)/高齢介護課内
電話番号:0887-53-3127(直通)
ファクス番号:0887-53-4572
香北・物部窓口
〒781-4211
高知県香美市香北町美良布1097番地(香北支所内)
電話番号:0887-52-9285(直通)
※職員は訪問等で不在のことも多いため、来所相談を希望される方は事前に電話で確認いただくことをお勧めします。