本文
1958年東京都生まれの小泉俊己(こいずみとしみ)は、‘83年多摩美術大学彫刻科卒業後、‘85年同大学院美術研究科彫刻専攻を修了し、東京を中心にギャラリーでの個展、グループ展で作品を発表してきました。
主な展覧会として、‘86年「第5回平行芸術展」(小原流会館・東京/大阪)、‘89年「現代日本彫刻展」(ミッデルハイム野外彫刻美術館・アントワープ/ベルギー)、‘91年「野生の復権」(世田谷美術館・東京)、‘92年「彫刻の遠心力-この10年の展開」(国立国際美術館・大阪)、‘98年「アート/生態系美術表現の「自然」と「制作」」(宮都宮美術館・栃木)、2005年「第21回現代日本彫刻展」(宇部市野外彫刻美術館・山口)、‘07年「物語の彫刻」(東京芸術大学大学美術館陳列館・東京)などがあります。
1993年には文化庁芸術家在外派遣研究員としてドイツに一年間滞在し、改めて「美術の力」や「美術を守り育てる力」を実感したと言います。彼の作品は、鉄や銅、真鍮などのハードな素材を中心に使用し、人間と自然、その存在・生命といった問題を追求してきていますが、作品の基盤には彼の生まれ育った東京多摩の自然があり、見る者の心にソフトに入り込み、何かを呼び起こす「物語性」を持っているようです。
四国初となる今回の展覧会において、「小泉彫刻が我々に何を語ってくるのか・・・」現代彫刻の魅力を存分に楽しんでいただく展覧会として企画しました。
小泉俊己アーティストトーク
5月28日(土曜日) 午後2時30分より
5月29日(日曜日) 午後2時00分より
6月26日(日曜日) 午後2時00分より
場所:展示室 ※入場料要
小泉俊己ワークショップ(高校生対象)
6月25日(土曜日) 午後2時30分より
場所:アトリエ
館長による作品解説
6月12日(日曜日)・7月3日(日曜日) 午後2時00分より
場所:展示室 ※入場料要