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1949年東京都生まれの杉浦安益(すぎうらやすよし)は、75年東京芸術大学大学院美術研究科陶芸専攻を修了後、84年には神奈川県真鶴町に築窯し、作陶を続けている日本を代表する陶芸家の一人です。
芸大在学中から造り始めた「陶の石」は、やがて大きな「陶の岩」となり、スケールの大きなインスタレーションとして、自然の中(屋外)や屋内空間で発表しています。
また、2000年からの「陶の博物誌」シリーズは、植物の精密な構造をそのまま数倍の大きさにして陶で表現しています。
今回は、この「陶の花」を中心に、38点の繊細かつ力強い作品が並びます。杉浦の作品は観る人々に大きな驚きと感動を与え、また、陶芸関係者にも新たな陶作品の可能性を示唆することと思います。四国初となる杉浦の展覧会を、より多くの方にご鑑賞いただくため開催します。
杉浦康益ギャラリートーク
4月5日(日曜日)午後1時30分より
場所:展示室 ※入場料要
館長による作品解説
4月9日(木曜日)・12日(日曜日)・16日(木曜日)・19日(日曜日)・23日(木曜日)・26日(日曜日)・30日(木曜日)、5月10日(日曜日)
会期中の上記不定期木・日曜日の午前10時30分からと、午後1時30分からの2回
場所:展示室 ※入場料要