水道料金・下水道使用料の改定
2021年(令和3年)4月から水道料金と下水道使用料が変わります。
2021年(令和3年)4月から水道料金と下水道使用料を改定します。
2021年(令和3年)4月検針から2022年(令和4年)3月検針まで
現行の料金に据え置き
2022年(令和4年)4月検針から2027年(令和9年)4月検針まで
水道・下水道それぞれ使用水量1㎥あたり16.5円(税込み)の増額
2027年(令和9年)5月検針以降
水道・下水道それぞれ使用水量1㎥あたり33円(税込み)の増額
水道料金
使用水量1㎥あたり33円(税込み)増額する料金改定を2021年(令和3年)4月から実施します。(基本料金660円増、20㎥を超える超過料金1㎥あたり33円増)
ただし、経過措置として、2021年(令和3年)4月検針分から2022年(令和4年)3月検針分までは現行の料金に据え置き、2022年(令和4年)4月検針分から2027年(令和9年)4月検針分までは使用水量1㎥あたり16.5円(税込み)の増額となります。
種別 | メーター口径 | メーター使用料 | 基本料金(20㎥まで) | 超過料金(1㎥につき) | ||||
令和4年3月まで | 令和4年4月から | 令和9年5月から | 令和4年3月まで | 令和4年4月から | 令和9年5月から | |||
一般用 | 13mm | 220円 | 1,760円 | → 2,090円 | → 2,420円 | 99.0円 | → 115.5円 | → 132.0円 |
20mm | 330円 | 1,760円 | → 2,090円 | → 2,420円 | ||||
25mm | 440円 | 2,640円 | → 2,970円 | → 3,300円 | ||||
30mm | 880円 | 2,640円 | → 2,970円 | → 3,300円 | ||||
40mm | 1,320円 |
2,640円 |
→ 2,970円 | → 3,300円 | ||||
50mm | 2,200円 | 12,100円 | → 12,430円 | → 12,760円 | ||||
75mm | 3,300円 | 20,900円 | → 21,230円 | → 21,560円 | ||||
100mm | 6,600円 | 42,460円 | → 42,790円 | → 43,120円 | ||||
150mm | 12,980円 | 84,700円 | → 85,030円 | → 85,360円 | ||||
200mm | 17,600円 | 134,200円 | → 134,530円 | → 134,860円 | ||||
臨時用 | - | 一般用と同じ |
(40㎥まで) 6,600円 |
変更なし | 変更なし | 154.0円 | 変更なし | 変更なし |
浴場用 | - | 一般用と同じ |
(300㎥まで) 13,200円 |
変更なし | 変更なし | 55.0円 | 変更なし | 変更なし |
令和4年3月まで | 令和4年4月から | 令和9年5月から | |
メーター使用料 20mm | 330円 | 330円 | 330円 |
基本料金 20㎥まで | 1,760円 | 2,090円 | 2,420円 |
超過料金 20㎥を超え50㎥まで(超過料金×30㎥) | 2,970円 | 3,465円 | 3,960円 |
合計 | 5,060円 | 5,885円 | 6,710円 |
下水道使用料(農業集落排水処理施設使用料含む)
排水量1㎥あたり33円(税込み)増額する料金改定を2021年(令和3年)4月から実施します。(基本料金660円増、20㎥を超える超過料金1㎥あたり33円増)
ただし、経過措置として、2021年(令和3年)4月検針分から2022年(令和4年)3月検針分までは現行の料金に据え置き、2022年(令和4年)4月検針分から2027年(令和9年)4月検針分までは使用水量1㎥あたり16.5円(税込み)の増額となります。
種別 | 料金区分 | 排水量 | 令和4年3月まで | 令和4年4月から | 令和9年5月から |
一般汚水 | 基本料金 | 20㎥まで | 2,200円 | → 2,530円 | → 2,860円 |
超過料金 (1㎥につき) |
20㎥ を超え40㎥まで | 132.0円 | → 148.5円 | → 165.0円 | |
40㎥を超え 60㎥まで | 143.0円 | → 159.5円 | → 176.0円 | ||
60㎥ を超え100㎥まで | 154.0円 | → 170.5円 | → 187.0円 | ||
100㎥ を超え200㎥まで | 176.0円 | → 192.5円 | → 209.0円 | ||
200㎥ を超え400㎥まで | 198.0円 | → 214.5円 | → 231.0円 | ||
400㎥ を超え1000㎥まで | 220.0円 | → 236.5円 | → 253.0円 | ||
1000㎥ を超えるもの | 242.0円 | → 258.5円 | → 275.0円 | ||
公衆浴場汚水 | 基本料金 | 300㎥まで | 13,200円 | 変更なし | 変更なし |
超過料金 (1㎥につき) |
300㎥ を超えるもの | 55.0円 | 変更なし | 変更なし |
令和4年3月まで | 令和4年4月から | 令和9年5月から | |
基本料金 20㎥まで | 2,200円 | 2,530円 | 2,860円 |
超過料金 20㎥を超え40㎥まで(超過料金×20㎥) | 2,640円 | 2,970円 | 3,300円 |
超過料金 40㎥を超え60㎥まで(超過料金×10㎥) | 1,430円 | 1,595円 | 1,760円 |
合計 | 6,270円 | 7,095円 | 7,920円 |
料金改定の理由と効果
水道事業(土佐山田町の市街部)
現在のところ黒字経営ですが、水道管の老朽化が進み、耐震化が11パーセントしか進んでいません。市の人口の約6割が当地区に集中しており、災害対策は喫緊の課題です。このため、老朽化している水道管の更新や震災用の貯水タンクの整備を計画的に行う必要があり、その中でも重要な送配水管の更新には約10億円の費用が必要です。この費用は、現在の収入で補うことはできず、起債(借入金)で補うこととなり、この返済費用としての収入が必要です。
今回の改定により、2021年度(令和3年度)から2029年度(令和11年度)までの計画で、戸板島水源地から八王子配水池までの送水管耐震化事業を行うことができ、災害時の水道供給に備えることができます。
簡易水道事業(水道事業の地区を除く土佐山田町、香北町、物部町の一部)
中山間部を含む簡易水道は、維持管理のコストが大きいため、慢性的な赤字に陥っており、一般会計からの補助がなければ運営できない状況です。これに加え、人口減少による料金収入の減少が予想され、さらに状況が悪化する見込みです。膨れ上がる赤字(補助)を解消し、一般会計との共倒れを防ぐために収入が必要です。
今回の改定では赤字(補助)をすべて解消することはできませんが、水道事業との統一料金を続けることで赤字(補助)を年間約15%減少させることができます。
公共下水道事業(土佐山田町の市街部)
特定環境保全公共下水道事業(香北町の市街部)
農業集落排水事業(土佐山田町逆川の一部)
今後、老朽化した管の更新工事も必要となり、大きな建設改良費用と維持管理費用が必要となります。特に特定環境保全公共下水道事業と農業集落排水事業は、維持管理にかかる費用が使用者負担よりも大きすぎるため、使用料収入のみでは運営できず、費用の一部は一般会計から補助されていますが、本来の使用者負担による独立採算の視点から赤字(補助)を解消する必要があります。
今回の改定では赤字(補助)をすべて解消することはできませんが、市に優遇措置のない補助(基準外繰入金)は、3事業合算で解消することができます。
利用者の皆様へ
香美市は2006年(平成18年)に水道料金、2010年(平成22年)に下水道使用料を改定した後、料金改定を行っていません。
その間、経費の見直しや資金の運用により、努力をして参りましたが、この度料金改定を行うこととなりました。
水道・下水道ともに、今後の耐震化事業と慢性的な赤字は以前からの問題であり、将来を見据えた耐震化や経営の安定化、安心
安全な水道水の提供、清潔で安全なまちづくりのために必要な料金改定であります。
今後も引き続き、健全な経営を心掛け、職員一同努力をして参ります。
何卒ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。