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第33回企画展「生命(いのち)見つめて 大谷英之写真展」

印刷用ページを表示する更新日:2010年11月6日更新

1931年大分県由布市湯布院町生まれの大谷英之(おおたにえいじ)は、大正時代から同町に一軒だけあった写真店を営む父親の影響で写真に興味を持ち、高校卒業後、上京します。1953年東京写真大学(現・東京工芸大学)卒業後、ニッポン放送やフジテレビに30年余り勤め、主に番組宣伝用の写真を担当しました。

仕事の傍ら、公害や職業病を追ってカメラに収め、銀座ニコンサロンで、1969年「白ロウ病の恐怖」(山林労働者の実態)、1970年「訪問教師・佐藤準一先生の記録」、1972年「ある闘い」(ハンセン氏病患者の記録)、1976年「人類への警告」(野猿に奇形が・・・)等の個展を次々と開催しました。1977年、取材先の淡路島モンキーセンターで出逢った重度の障害を持つ野生ザルを引き取り、その生涯を記録した「大五郎シリーズ」は彼の代表作の一つであり、妻・淳子の綴った1997年出版のフォトストーリー「ありがとう大五郎」は、異例のロングセラーとなり、韓国語・中国語にも翻訳され、出版されています。

彼の主な著書として「奇形猿は訴えるー人類への警告」(1977年)、先天性障害児父母の会の記録「いのちはずむ仲間たち」(1989年)、死んだ子ザルに対する母ザルの愛情行動の記録「ユンデの哀しみ」(2006年)があります。

今回は2009年6月に東京で開催された「生命(いのち)みつめて-大谷英之・淳子ふたり展」の出品作品を中心に、大谷英之の長年積み重ねてきた仕事の集大成としての写真展を開催します。いじめや虐待、幼い命を絶つ悲しい事件が毎日のように報道される昨今、この展覧会を児童・生徒、子育て中のお父さん・お母さんをはじめとする幅広い年齢層の方々に観ていただき、「生命の大切さ」について考える機会にして欲しいと思い企画しました。

大谷秀之写真展チラシ(表)大谷英之写真展チラシ(裏)

会期

2012年11月6日(土曜日)から12月19日(日曜日)まで

関連企画

大谷英之 ワークショップ(小・中学生対象)

11月5日(金曜日)
場所:展示室 

大谷英之 ギャラリートーク

11月6日(土曜日)午後2時30分より
場所:展示室  ※入場料要

館長による作品解説

11月7日(日曜日)・14日(日曜日)、12月12日(日曜日)・19日(日曜日)午後2時00分より
12月18日(土曜日)のみ午後1時30分より
場所:展示室 ※入場料要

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