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2023年5月 警防技術訓練を実施!

印刷用ページを表示する更新日:2023年7月18日更新

2階ベランダに逃げ遅れ1名、男性意識あり、これより梯子による救出を行う!

 5月8日(月曜日)、5月9日(火曜日)、5月10日(水曜日)の3日間で消防署及び香北分署の消防隊(6隊)が消防署訓練施設で警防技術訓練を実施しました。

 この訓練は、4月の人事異動後、火災現場で必要な基本技術の練成と新たなメンバーでの連携強化を目的として「木造2階建て住宅の2階から出火、居住者の男性1名が逃げ遅れて2階ベランダ部分に取り残されている」という想定で、人員4名、車両1台でこの男性の救助と2階の消火活動を行い、実施隊員の安全、確実、迅速性を評価するものです。

 当日は、消防長及び消防署長の訓練視察の下、防火衣や空気呼吸器など20kg以上の個人装備を身に着けた状態でも迅速な行動で日頃の訓練の成果を発揮すると共にこの数年内に採用された若年隊員の練度の向上をしっかりと実感出来ました。

 実施隊員に対してはチェックシートをもとに評価員から改善点や優れた活動の共有などのフィードバックを行い各隊員は真剣な眼差しで応えていました。

 火災のほとんどは、ちょっとした火の不始末や不注意で発生しています。火気の取り扱いには十分注意して火災予防につとめましょう。
01
訓練棟前で消防署長に訓練開始の報告!
02
出動指令を受け迅速に防火衣を着装!

モニターで現場の位置や進入経路、活動方針などを確認し情報共有後に乗車
03
空気呼吸器や防火衣、無線機などの個人装備一式(重さは20Kg以上)の着装状態をチェック
04
香美市特産のフラフを飾った庁舎を後に訓練棟へ出動!
05
現場到着!
小隊長は迅速に状況把握を実施、隊員は放水準備
06
火災建物に逃げ遅れを発見!要救助者の救出を最優先!

小隊長は声掛けにより適切な場所への避難誘導を行いつつ放水態勢を維持し、隊員はハシゴによる救出準備を開始
07
ハシゴをかけた際も建物の強度をしっかりと確認し安全確保
08
救助中の火や煙による二次災害防止のため空気呼吸器を着装!
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救出前にハシゴ上部と手すりをロープで結び、転倒や揺れを防止する
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救出開始!

救出用ロープで要救助者の安全確保をしながら確実に降ろしていく
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救出完了後、消火活動のため屋内進入の準備開始
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ベランダにホースを移動させ小隊長も進入
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内部の状況を確認後、霧状の放水で室内の冷却を実施
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火災時は濃い煙が室内上部から徐々に溜り不用意な動きや放水で煙のバランスが崩れると視界ゼロの大変危険な状態となる。

棒を煙の層の高さに見立て、火元を見失わないよう低い姿勢で移動し確実に消火する。
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ノズルを持つ隊員の後方で、熱画像システムを利用し効果的な注水を指示する小隊長

香美市消防本部では引き続き市民の皆様の安心、安全を確保するため様々な備えと訓練を行っていきます。