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住宅用火災警報器の設置または交換のお願い

印刷用ページを表示する更新日:2019年10月1日更新

住宅用火災警報器を設置または交換していますか?

2011年6月1日からすべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。

火災から大切な命を守るために、住宅用火災警報器を必ず設置しましょう。

また、住宅用火災警報器は古くなると電子部品の寿命や電池切れなどで、火災を感知しなくなることがありますので10年を目安に交換してください。

なお、2009年に香美市から各世帯に給付しました住宅用火災警報器は、10年が経過しましたので交換をお願いします。

住宅火災による死者の発生を防ぐには、早期発見、早期避難が大変重要です。

消太

 

火災予防啓発動画(外部リンク)

https://www.fdma.go.jp/mission/prevention/suisin/post-4.html

 

住宅用火災警報器設置の効果

消防庁で住宅火災における被害状況を分析したところ、住宅用火災警報器が設置されている場合は、設置されていない場合に比べ、死者の発生は3分の2、損害額は概ね半減した結果となりました。

死者数

設置場所

基本的な設置場所は寝室の天井又は壁です。 

寝室がある階の階段の天井又は壁にも同様に設置します。

設置場所

 

台所にも、住宅用火災警報器の設置をおすすめします。

作動確認のしかた

住宅用火災警報器が適切に機能するためには維持管理が重要です。

いざという時に住宅用火災警報器がきちんと働くよう日ごろから作動確認とお手入れをしておきましょう。

作動確認

単独型と連動型

単独型

火災を感知した住宅用火災警報器だけが警報を発します。

連動型

火災を感知した住宅用火災警報器だけでなく、連動設定を行っているすべての住宅用火災警報器が火災信号を受け警報を発します。

連動型は配線によるものと無線式のものがあります。 

連携型作動イメージ図

事例紹介

事例1

 タバコを吸っている時に、近くにあった座布団にタバコの火が落ちたことに気が付かなかったため、座布団が燃え上がりました。住宅用火災警報器が鳴動し、隣家の主婦がこの警報音に気が付き119番通報の後、自宅の消火器で消し止めたので、座布団とゴザが少し燃えた程度ですみました。

事例2

 コロッケを揚げていた時に来客があり、ガスコンロの火を消さずにその場を離れて対応したため、火がついたままであることを忘れてしまいました。その後、天ぷら油の温度が上昇して燃え上がり、付近のタオルやのれんを焦がしましたが、住宅用火災警報器が鳴動したので火災に気が付き、隣家の男性が自宅の消火器で消火しました。

事例3

 2階寝室で就寝中、2階階段室に設置されていた住宅用火災警報器の警報音が聞こえた。すぐに寝室扉を開け階段室付近に行くと1階からきな臭い匂いがしたため、1階へ降り祖母が就寝している部屋の襖をあけたところ、仏壇から炎が上がっているのを発見した。祖母を避難させた後に、バケツで水をかけて消火をしました。

事例4

 通行人が一般住宅の留守宅から住宅用火災警報器の鳴動音が聞こえたため不審に思い、向かいの会社の従業員に伝え、119番通報してもらった。2階居室の電気ストーブの延長コードが短絡し、カーペットと雑誌に着火していた。到着した消防隊により早期に消火されました。

事例5

 共同住宅の留守宅から薄い煙が出ており、住宅用火災警報器が鳴動しているのを付近住民が気付き、施錠されていなかったため玄関から室内に入ると、ガスコンロにかけられていた鍋から炎と煙が上がっており、ガス栓を閉めたところ火が消えたもの。

住宅用火災警報器のおかげで、大きな火災にならなくて済んだ事例がたくさんあります。

早期発見、早期消火で火災から大切な命、大切な家を守りましょう。