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奥物部湖湖水祭

印刷用ページを表示する更新日:2018年7月23日更新

花火の画僧

奥物部湖の安泰と上・下流域の五穀豊穣を祈願し、住民の親睦と交流人口拡大による地域の活性化を図るお祭です。
奥物部湖に浮かぶ5,000個の灯ろうと夜空に打ち上げられた花火の美しさは見物客を魅了します。
グラウンドにはやぐらが組まれ、懐かしい洋楽や大栃音頭に合わせて大人も子どもも輪になって踊ります。

 会場の様子     

奥物部湖湖水祭の歴史

奥物部湖湖水祭は、尊い命を犠牲に永瀬ダム建設に務められた方々の慰霊と五穀豊穣(ごこくほうじょう)、ダムの安泰及び地域振興を祈願するとともに、物部町内外の方々が祭を通じて、物部の地での一夜を楽しんでいただくために始められました。
永瀬ダムは、1950年9月建設着工以来5年8ヶ月の歳月と約40億円の工費を費やし、1956年6月6日に完成しました。

ダムの目的は、治水と発電と灌漑(かんがい)をかねたもので第1目的は洪水の調節でした。ダムの建設により、上韮生(かみにろう)川筋では柳瀬(やないせ)地区、槇山(まきやま)川筋では水通(みどうし)地区などが水没地域となり、一般家屋だけでも221戸が故郷から出て行くことになりました。
また、発電所工事などを含めると合計25名がダム建設に関連し亡くなっています。

建設着工から完成に至る5年8ヶ月の間は、物部に大勢の人々が入り込み、商店は異常なほどに活況でしたが、工事完了後は日を追って元の静けさに戻り、それに加えて水没地域の住民の多くは村外に転出し、また職を求めて村を去る方も多くなり、その対策に苦慮するようになりました。

奥物部湖湖水祭もその対策のひとつで、この広大な人造湖を利用して大栃独特の催しをしてはと考え、1956年より約10万円を集めて商工祭として行事を行ったのが最初で、1965年頃より村の行事として取り上げられるようになり、現在は奥物部湖湖水祭実行委員会が主催しています。夜には、湖水に5,000個の灯ろうを流し、花火の下で夜更けまで踊りが踊られています。

開催日とイベントスケジュール予定

毎年8月14日(荒天時は2日順延。)

イベント 予定時間 場所  備考

踊り

午後6時00分から
午後10時00分まで

大栃商店街(午後6時00分)
香美市物部グラウンド(午後6時30分)

鳴子踊り、大栃音頭、ハッサンなど

灯ろう流し

午後7時00分から
午後10時00分まで

韮生川橋上手から湖水一面

5,000個の灯ろうを流し、浮かべます。

花火

午後8時00分から
午後8時20分まで

香美市物部グラウンドの対岸

約500発の花火を打ち上げます。

午後4時から午後5時まで、関係者による慰霊祭が実施されます。

開催について

開催内容や日程は、確定次第、別ページでお知らせいたします。

お問い合わせ先

香美市役所物部支所地域振興班
電話番号:0887-52-9289