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香北の自然公園アサギマダラ飛来状況(2024年)
アサギマダラは、春から夏にかけて日本列島を北上し、秋ごろにかけて南下して、まるで渡り鳥のように長距離を移動することから「旅する蝶」として知られています。
香北の自然公園には、アサギマダラが好むフジバカマの花が植栽されていて、毎年10月から11月にかけてアサギマダラが飛来し、皆さんの目を楽しませてくれています。
11月25日時点:アサギマダラ飛来状況について(R6最終報告)
今年は、例年より暖かかったためフジバカマの花は早々に咲いておりましたが、アサギマダラの飛来数は比較的少ない状況となりました。10月10日~11月13日まで間は、毎日1頭から3頭の飛来数で推移し、今年の最多飛来数は10月24日の8頭でした。
アサギマダラの写真撮影のため、毎日多くの来園者にお越し頂きましたが、今年の飛来数の激減により寂しく思われているようでした。
今年は、夏の猛暑が尾を引き、10月に入っても気温が25℃を超える日が多くありました。このため、全体的にフジバカマやヒヨトリバナの生育が悪かったのもあるのか、市内外のどの場所からもアサギマダラの飛来情報をお聞きすることはありませんでした。来年に期待をしたいと思います。
令和6年度 アサギマダラ記録写真 |
10月21日時点:アサギマダラが飛来してきました。
現在、フジバカマの花が開花している状況ですが、例年より気温が暖かいためかアサギマダラの飛来数は比較的少ないです。
10月10日から18日までの期間は毎日、午前中に1匹を確認しておりましたが、21日では3匹の飛来が確認できました。
前述のとおり気温が高いため、高山から下りてきていないことが考えられますが、まだ市内外のどの場所からもアサギマダラの飛来に関する情報はありません。もう少し涼しくなれば、例年通り30匹近く飛来してくると期待されますが、それまでフジバカマの開花が続くことを願うばかりです。
2024年10月21日 撮影(3匹確認) |