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やなせたかし先生寄贈 グランドピアノのご紹介
この度、香美市保健福祉センター香北に、心温まる逸話と共に寄贈されたグランドピアノをご紹介いたします。2000年1月、香美市出身の漫画家・絵本作家である故やなせたかし先生より、一台の美しいグランドピアノが当センターへ贈られました。
ここに掲載しております写真は、2000年1月16日に開催された、この寄贈ピアノのお披露目会の様子です。当時の喜びと感謝の雰囲気が伝わる一枚となっております。
この寄贈には、地域の方々の音楽への熱い想いと、やなせ先生の温かいお心遣いが込められています。香北町には「柿の実コーラス」という活発に活動するコーラス団体があります。そのコーラス団体から、ある日やなせ先生に「香北のために詩を書いていただきたい」とお願いしました。このお願いから生まれたのが、「香北讃歌」です。
しかし、当時の保健福祉センターにはピアノがなく、柿の実コーラスの皆さんは練習場所や発表の場でのピアノ不足に悩んでいました。町にピアノの購入をお願いしたものの、財政的な事情からすぐには実現できない状況でした。
そこで、やなせ先生に相談すると、グランドピアノを購入し、香北町に寄贈してくださったのです。
やなせ先生のこの温かいご支援により、柿の実コーラスは練習に励み、「香北讃歌」をはじめとする多くの歌を、このグランドピアノと共に今日まで歌い継いでいます。
やなせ先生の故郷である香美市に、今もなお美しい音色を響かせ続けるこのグランドピアノは、先生の地域への深い愛情と、音楽を通じた人々のつながりの象徴として、大切にされています。



画像提供:(公財)やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団



