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災害時のごみの出し方
南海トラフ地震など、災害発生後は大量のごみが発生します。
大規模災害時のごみ処理について、どのように対応すればいいのか事前に知っておき、住民同士協力し合うことが、円滑な復旧と復興につながります。
「生活ごみ」と「災害廃棄物」
災害時に出るごみは「生活ごみ」と「災害廃棄物」の2つに大きく分類され、ごみを出す場所が違います。
生活ごみの例
- 燃えるごみ・・生ごみ、災害用トイレ(使用後)など
- 資源ごみ・・あき缶、あきびん、ペットボトル、プラスチック類、紙類、その他不燃物 等
災害廃棄物の例
- 片付けごみ・・壊れたり、水に浸ったりして使えなくなった「家具」「家電」「畳」、災害で発生した「粗大ごみ」など
- がれき・・壊れた家屋や建物から発生する木くず、コンクリート など
「生活ごみ」の出し方
「燃えるごみ」は最低3日間自宅で保管
香美市からのお知らせ(情報発信)があるまでは、「燃えるごみ」は自宅で保管してください。
災害発生後3日以内の収集再開を目標としています。(回収業者や、処理施設の状況によっては再開に日数を要する場合があります。)
「資源ごみ」は自宅で保管
「燃えるごみ(特に生ごみ)」は、腐敗や悪臭による衛生面の問題があるため、優先して回収します。資源ごみは収集体制が整うまでは自宅にて保管してください。回収の準備が整い次第お知らせします。
いつものごみステーションに出す
収集が再開したら、燃えるごみと資源ごみは日常使用しているごみステーションに出してください。
「災害廃棄物」の出し方
災害廃棄物とは、災害によって使えなくなったもの、片付けごみ、がれき を指します。
災害廃棄物として出せるものの例
- 可燃物(家具類・プラスチック・衣類など)
- 不燃物(ガラス・陶磁器くずなど)
- コンクリートがら等のがれき
- 布団・畳・カーペット類
- 消火器・ガスボンベ・スプレー缶
- スレート板・石膏ボード等
- 灯油類(液体は内容物を記載した密閉容器を使用)
- ペンキ・シンナー類・農薬等
- 金属くず
- 草木・柱角材等
- 家電4品目(冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビ)
- 上記以外の家電品(掃除機・レンジ等)
災害廃棄物として出せないものの例
- 日常の生活ごみ
- 事業所から出たごみ
- 産業廃棄物
香美市が指定する仮置場に出す
災害の規模や状況に応じて災害廃棄物仮置場を開設する予定です。開設期間や場所等については状況に応じて、ホームページ、LINE、防災無線等でお知らせします。
仮置場が設置された場合は、図のような配置を想定しています。実際の分別品目や配置は、災害の規模や被災状況などで変わります。
ごみは品目ごとに分別した状態で持ち込んでください。車にごみを積み込む時から分別しておくと、仮置場で荷下ろしする時間を大幅に短縮することができます。
分別ルールが守られないと、処理の期間・時間・費用の増加、腐敗性の廃棄物による悪臭や害虫の発生、スプレー缶やカセットボンベなどによる火災の危険性などの悪影響が想定されます。
ごみを出す時の服装
- 帽子orヘルメット
- 長袖・長ズボン
- 厚手の手袋
- 防塵マスク
- タオル
仮置場に来場される時は、安全に荷下ろしを行うために事前にご準備をお願いします。
香美市が指定する仮置場以外の場所にごみを出さない
指定されていない場所に勝手に捨てると以下のような問題が発生します。
- 香美市が指定していない仮置場のごみ回収対応は困難。
- 管理・分別されていないため、悪臭が発生する。最悪の場合は火災が発生。
- ごみがごみを呼び、道路をふさぎ、緊急車両、復旧工事車両が通れない。
- 高く積まれたごみが崩れ落ちケガをする。
- 勝手に置いたものを分別・搬送する手間がかかり、必要な支援に手を回せない。
普段から、ごみを減らす工夫をしておこう
家の中にある不要な家具・家電などは、リサイクルやごみに出す等、適宜処分しておくことで災害時のごみを減らすことになります。
家具や電化製品を壁や天井に固定して倒れにくくすることで、家具などの転倒・破損を防ぐことができます。災害時のごみを減らすことはもちろん、身を守ることにつながります。
災害のごみ出しに関する情報
災害のごみ出しに関する情報は、香美市公式ホームページ、香美市LINE、防災無線等で周知します。
香美市災害時ごみ処理ハンドブック [PDFファイル/2.79MB](2025年に配布を行ったものです)



