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香美市地域公共交通計画を策定しました
香美市地域公共交通計画を策定しました。
趣旨・背景
香美市では、現在、高齢者の通院・買い物や市内外への通勤・通学等、日常生活における移動を支える公共交通として、鉄道(土讃線)、路線バス(とさでん交通、嶺北観光自動車、ジェイアール四国バス)、市営路線バス(13 路線)、市営エリア型デマンドバス(3エリア)、タクシーなどの公共交通が運行されていますが、少子高齢化、人口減少の進行や自家用車への依存、新型コロナウイルス感染症の拡大やそれに伴う生活スタイルの変化などから、今後の利用者の減少を見据えた更なる効率的で効果的な運行や、増大する公共交通関連支出の抑制に取り組みつつ、住民のライフスタイルや利用実態などに見合った見直しが求められています。
一方、国においては2013年12月に交通に関する基本理念や国・自治体・事業者等の責務などを定めた『交通政策基本法』が施行され、さらに、2020年11月には『地域公共交通の活性化及び再生に関する法律』の一部改正が行われました。これにより、自治体が先頭に立ち、関係者との合意のもと、「地域公共交通ネットワークの形成」に加え、「地域における輸送資源を総動員」することで、持続可能な地域の旅客運送サービスの提供を確保するための基本計画となる「地域公共交通計画」の策定が努力義務化されることになりました。
これらの状況を踏まえ、香美市では地域公共交通活性化協議会を組織し、令和6年度以降5年間の公共交通事業等をまとめた「香美市地域公共交通計画」を策定しました。
計画の基本的な情報
計画の区域
香美市全域
計画の期間
令和6(2024)年度から令和10(2028)年度までの5年間
計画概要
目指す将来像
「みんなで考え、みんなでつくり、みんなが乗れる公共交通」
5つの基本方針
- 市民と一緒につくる公共交通
- 様々な主体が関わり、一緒につくる持続可能な公共交通
- 生活を支える利用しやすい公共交通ネットワークの再構築
- 利用しやすい公共交通の環境づくり
- わかりやすい公共交通の情報発信の強化
9つの施策
- 市民との協働
- 他分野との連携・共創
- 地域公共交通を支える人材確保
- 協働による地域公共交通の見直し
- わかりやすく利便性の高い交通ネットワークの形成
- 待合環境の整備
- 高知工科大学との取組
- わかりやすい公共交通の情報提供
- ICTを活用した利便性の向上