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非常持ち出し品を準備しましょう

印刷用ページを表示する更新日:2015年10月19日更新

1週間分の備蓄を想定した工夫と備え

 大災害発生時、公的な支援物資はすぐに届かないかもしれません。そのため、ご家庭で非常食等の防災グッズ(1週間分)を備える事はとても重要です。
 1週間分と言われると急にハードルが上がるように思いがちですが、非常食だけに捉われるのではなく冷蔵庫の中をはじめ、台所まわりのものを活用すれば、1週間分の備蓄となる可能性があります。

 例えば、普段から冷凍庫にご飯や食パン、野菜、冷凍食品等が入っている家庭も少なくないでしょう。これに、普段からちょっと多めに食材を買い置きしておけば、少なくとも、最初の3日間は冷蔵庫の中のものでしのげるものと考えられます。
 次の3日間は、いつもローリングストックしている食材でまかないます。非常食というと、「気が付いたら消費期限が大幅に過ぎていて全て廃棄した」といった失敗が起こりがちです。ローリングストック法は日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法です。この方法なら、普段から食べているものが災害時の食卓に並び、安心して食事をとることができます。
 それ以降は、乾物や発酵食品などの保存食やインスタントヌードル、フリーズドライ食品、チョコレートなどで乗り切るという方法があります。さらに、調理方法(レシピ)もストックしておけば、「おいしい食の備え」の出来上がりです。

 1週間を想定した上で重要となる防災グッズの中でも、必需品としてセットしておきたい防災グッズが「カセットコンロ」です。過去の被災者の多くは、災害後の避難生活の際に“温かい物”が食べたかったと語っています。備蓄しているお気に入りのレトルト食品などをさらにおいしくいただくために、被災直後の一時的に電気やガスが止まり、熱源を失ってしまう状況で、カセットコンロはとても重宝します。普段の鍋用に準備されているご家庭も多いと思いますので、カセットボンベの買い置きを少し多め(15本から20本)にして災害時に備えましょう。
ローリングストック

一次持出品

避難後すぐ必要になるものを、持ち運びしやすいようにまとめておきましょう。
欲張りすぎると避難時に支障が生じます。男性で15Kg、女性で10Kgを目安に。

貴重品現金(10円硬貨も)、権利証書、預貯金通帳、免許証、健康保険証など
携帯ラジオ、懐中電燈予備電池も多めにストックしておきましょう。
衣類下着、上着、タオル、紙おむつなど
応急医薬品ばんそうこう、傷薬、包帯、抗性物質、病人やお年寄りの常備薬など
非常食品かんぱん、缶詰など火を通さなくても食べられる物。ミネラルウォーター、水筒など

二次持出品

災害復旧までの数日間を自足できるように準備しておきましょう1週間分を目標に準備しましょう

食品米(缶詰やレトルトのご飯、アルファ米も便利)、缶詰やレトルトのおかず、菓子類、漬物、調味料。
割り箸、スプーン、コップ、皿、ナイフなど、調理や食事に必要な道具もチェック。
飲料水は一人1日3リットルが目安。ポリタンクなどにストックしておきましょう。
飲料水として使うものは煮沸してから。
子供や病人用にはミネラルウォーターを。
洗濯・洗面・トイレなどに使う生活用水や消火用水は、浴槽などに貯めて。
燃料卓上コンロのガスボンベは十分なストックが必要。
練炭や木炭を使用するときは、換気や火災に注意しましょう。
お年寄りや
乳幼児用食品
粉ミルク、離乳食、流動食、お粥など。
子供・お年寄り・病人のことも忘れないようにしましょう。