第77回企画展「もっと怖い絵」

昨年の「怖い絵 －怖いからこそ見たいもの－」展が好評でもっと見たいという声が数多く寄せられたことから、第2弾として「もっと怖い絵」展を企画することになりました。今回は南国市にある白木谷国際現代美術館の収蔵作品をお借りし、当館の収蔵作品と合わせて展示いたします。

前回の展示で、本当に怖いのはやはり人間そのものだとつくづく思い知らされましたが、今回も様々な人間の姿が描かれていてそこに恐ろしさを感じつつ、一方で共感できる部分もあり、一筋縄ではいかない人間心理のあやを感じていただけると思います。絵金の屏風絵をはじめ、宮本初義のシュールな世界、浜口富治の戦争体験者ならではの恐怖など、怖いけれど魅力的な作品を今回もたくさん展示いたします。また、これに合わせて香美市内7校の小学4年生が制作したユニークなおばけの作品も展示します。

まだまだ残暑厳しい中ですが、美術館で涼みながら、怖くて面白い作品の数々をじっくりお楽しみいただきたいと思います。みなさまのご来場をお待ちしております。