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香美市立美術館第62回企画展「写実絵画の力」

印刷用ページを表示する更新日:2015年12月21日更新

香美市立美術館では、「写実絵画の力」と題して、高知県内で写実絵画に取り組んでいる5名の作家(佐竹茂・島村悠・濱崎秀嗣・平田慎一・森本智香男)の作品と当館の収蔵作品を展示いたします。また、この展覧会に合わせて、募集していた香美市民の方々の作品も展示いたします。
写実絵画というのは、身のまわりのものや風景、人物などを、まるで写真のように目で見たままに再現しようと試みて描いている絵です。今回、展示する収蔵作品は、戦前の手結の風景を描いた楠永直枝をはじめ、壷を描くことで有名な中澤竹太郎の作品、石川寅治や西岡瑞穂が描いた風景や身近な食べ物、その他人物画など多種多様でバラエティに富んでいます。
現実の一部が切り取られた写実絵画ですが、写真で撮ることとは異なり、ありのままを描くにはとても時間がかかります。じっくりと描かれた対象物には、注がれたまなざしや費やされた時間の分だけ作者の考えや気持ちが込められています。見ていると描かれたものを通して作者の心の中をのぞいているような感じがするのではないでしょうか。絵と向き合い、作者と対話するような気持ちで鑑賞すると、そこには作者が作り上げた世界が広がっています。現実の何気ないものが特別な光を放つ、奥深い写実絵画の魅力をぜひ多くの方々に味わっていただきたいと思います。
寒さの中にも、心が和む豊かな時間を香美市立美術館で楽しまれてはいかがでしょうか。

チラシ表

チラシ裏

会期

2016年2月6日(土曜日)から3月13日(日曜日)まで

開館時間・休館日

開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

休館日:毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌日休館)

関連企画

オープニングセレモニー
2月6日(土曜日)午後2時より
場所:展示室 ※入場料要

出品作家によるギャラリートーク
2月6日(土曜日)午後2時30分より
場所:展示室 ※入場料要

館長または学芸員による作品解説
毎週日曜日 午後2時より
場所:展示室 ※入場料要

入館料

一般310(150)円・( )内20名以上団体料金
長寿手帳提示150円
身体障害者手帳、障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)、又は療育手帳を所持する者及びこれらの者を介助するために必要な者(身体障害者等1人につき1人)は無料
高校生以下無料