木造地蔵菩薩立像(千体地蔵)
印刷用ページを表示する掲載日:2013年1月7日更新
郵便番号
781-4235所在地
高知県香美市香北町朴ノ木102
概要
厨子(ずし・仏像などを納める扉のついた箱状の入れ物)の中に36段の段を作り、中央上段に像高36センチの中尊を置き、左右に像高19センチ2ミリの像を5軀ずつ配し、その間をうめるように像高6センチの小像を1000体配列しています。その総数は1011体を数えます。
もとの段の枠板にある墨書銘に、永徳3年(1383年)亡き父母の菩提を弔うために大中臣道兼(おおなかとみみちかね)が作ったもので、絵師沙弥淨照(しゃみじょうしょう)、秋山八郎朝資(ともすけ)の名が見えます。
中世の造仏資料、信仰資料として貴重なもので、高知県指定文化財です。