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第2回香美市ものづくり大賞 結果発表

印刷用ページを表示する更新日:2024年2月16日更新

第2回香美市ものづくり大賞 結果発表

香美市ものづくり会議ふるさと納税分科会では、香美市でつくり出された商品を称えることで、ものづくりに挑戦するひとを応援し、香美市のものづくり産業発展に向け推進することを目的とした「香美市ものづくり大賞」を令和4年度より実施しております。

今年度は2回目となるものづくり大賞を実施し、令和5年10月2日から12月28日までの期間に応募のあった全8点から厳選な審査を行った結果、3点の受賞品が決定しましたので発表します。

最優秀賞

応募品名:神池芋生カヌレ

応募者名:OnedaySweetsLabo(ワンデースイーツラボ)

神池芋生カヌレ1

神池芋生カヌレ2

神池芋生カヌレ3

神池芋生カヌレ4

【開発の背景・経緯】
 2022年に香美市で創業された際、地元のショッピングセンターが、香美市物部町神池地区で大切に育てられてきた在来作物「高系4号芋(神池芋)」を使って地域おこしに取り組んでいることを知りました。神池芋の歴史は古く、昭和の初め頃には全国各地で盛んに栽培され、芋を発酵させてできるアルコールは航空機用の燃料として研究されていましたが、その後は香美市物部町神池地区で大切に作り続けられていました。このような背景を踏まえ、「貴重なお芋を世の中に知ってほしい」「誰もが食べやすいスイーツに生まれ変わらせよう」という想いから、神池芋を使った商品開発がスタートしました。

【地域貢献に繋がる取り組み】
 現在、神池芋の作付け数や収量の増加に向けた研究が生産者により進められています。「神池芋生カヌレ」の製造を通して原料を仕入れることで、生産者の方にとって「神池芋を作る価値や意欲」が生まれ、作付け数や収量、更には消費の増加にも繋がり、県外市場での販売を通して神池芋ブランドの名前が広がることで、経済効果にも繋げられるよう、販路拡大に取り組まれています。

【商品の特徴】
 さつま芋の旨味を最大限に活かす為、自家製の焼き芋ペーストに加工し、カヌレの型に入れて焼き上げた新しいスイートポテトです。とても滑らかで柔らかく、添加物は不使用で、ピスタチオクランブルがアクセントとして付けられています。

 

優秀賞

応募品名:おつまみクッキー

応募者名:コビトノオカシヤ

おつまみクッキー

おつまみクッキー2

おつまみクッキー3

【開発の背景・経緯】
 当初は「甘すぎず」「お酒に合って」「添加物が入っていない」おつまみが欲しく、自分用として作られた一品でしたが、市場においてお酒に合うクッキーが少ないことに着目し「お酒に合うクッキーを作ろう」と一念発起して商品化に至ったそうです。

【地域貢献に繋がる取り組み】
 素材は地産地消にこだわり、できるだけ香美市で採れた作物を使って製造されています。「トマト&バジル」味に含まれているドライトマトは、自身で製造されるなどこだわられており、今後は乾燥バジルや玉ねぎの粉末なども香美市産の野菜を活用する予定だそうです。
 また、県産のお酒とのセット販売を行うことで、抱き合わせて県外の顧客へ訴求していくことで、老若男女共にお酒好きが多い高知県ならではの、地域貢献に繋がる取り組みをされています。

【商品の特徴】
 「塩レモン」「トマト&バジル」「チーズ&ブラックペッパー」「梅干し&青じそ」「オニオンコンソメ」の5種類が詰め合わせされたクッキー缶です。一般的な形のクッキーのほか、見た目がころんとして可愛い形のクッキーも含まれています。

 

特別賞及び次世代賞

応募品名:鹿肉ペットフード

応募者名:高知商業高校ジビエ商品開発・販売促進部

鹿肉ペットフード1

鹿肉ペットフード2

鹿肉ペットフード3

鹿肉ペットフード4

【開発の背景・経緯】
 県土の84%が森林である高知県において、野生鳥獣による森林環境への被害は大きな地域課題であります。また、ジビエの加工施設において、人間が食べる部位は商品として出荷されるが、骨や内臓は破棄されており、加工施設にとって処理が負担になっています。このような現状と「いただいた命を無駄なく消費したい」「森林保護を通して持続可能な社会を実現したい」という部員の思いが、鹿肉ペットフードの開発に繋がりました。
 開発にあたり、先行して商品化されていた「鹿ジャーキー」を用いて、高知県内の販売会でニーズ調査を実施。回答者のうち50%の人が「ペット用商品だと思った」、30%の人が「ペットフードを開発販売してほしい」と答え、ペットフードビジネスへの参入に可能性を見出しました。
 また、地域資源という視点からジビエを有効活用し、地域ブランドの推進にも繋げようと、香美市物部町にある「高知ジビエ工房」へ開発協力を依頼。商品の完成後は高校内で消費者モニターを募集し、ペットへの給餌やアンケートを通して改良を重ね、販売へと至りました。

【地域貢献に繋がる取り組み】
 販売を通して得た利益は、三嶺山系の森林保護活動団体「三嶺の森をまもるみんなの会」へ寄付されています。創部以来4年間で寄付した額は1,000,000円に達し、防鹿ネットの敷設費用などに活用されております。
 令和5年度は、ペットフードの販売利益を通して500,000円の寄付目標を立て、県内各地での販売活動や県産品商談会での出品を行いました。10月時点で販売個数1,575個、売り上げ90万円を突破し、これまで同様「三嶺の森をまもるみんなの会」へ寄付されました。

【商品の特徴】
 商品によって用途は様々で、「鹿肉のジャーキー」はペット一般向け、「内臓系ジャーキー(心臓、レバー、肺)」は栄養価が高い、「足骨や腱」は犬の歯磨き用や玩具としてリピーターが多く、「ふりかけ」は老後犬や病後の犬に最適だそうです。

表彰式

表彰式は、令和6年3月16日(土曜日)に、香美市立図書館かみーる内「つながるーむ」において開催します。表彰や商品プレゼンテーションのほか、晴天時のみ、受賞品の販売も併せて行いますので、ぜひお越しください。

時間 14時から15時30分まで