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救助工作車が新しくなりました

印刷用ページを表示する更新日:2024年1月15日更新
 令和5年4月1日、香美市消防署に配備されている救助工作車が更新され運用を開始しました。
 これまでの救助工作車2型(5トン車級)から救助工作車1型(3トン車級)に更新し、車体が小さくなったことに伴い、山間部や建物密集地域などの道路幅が狭い道を通行し、これまでの救助工作車では到着できなかった場所にも行けるようになりました。また、夜間に赤色回転灯などの灯火類を消したり、灯火類が何らかの原因により故障した際に、車体の側面と後面に施した「再帰性に富んだ反射材」によるマーキングが通行車両のライト(ロービーム)に反射して、車両の存在や輪郭を知らせることによって、衝突を防ぎ、傷病者や周囲で活動している隊員の安全を確保することができます。
 主な装備は、LED照明装置や電動ウインチを搭載。積載資機材については、毎年多く発生している交通救助事案に対応した資機材を中心に積載し、電動油圧レスキューツールを採用することにより、機動性と操作性が向上し、少人数でもより効果的な救助活動ができるようになりました。

救助工作車とは

 救助活動に必要な資機材を積載し、火災、交通事故及び自然災害などの様々な救助事案に対応する消防車両です。

運用開始からこれまでの出動実績

 令和5年4月1日の運用開始から令和5年12月31日までの9か月間で、救助出動16件のうち、山間部などの道路幅が狭い場所へ7件出動しました。

香美市消防署救助工作車1型

01
香美市消防署救助工作車1型(最大積載量3トン級)
02
資機材積載庫の両側面はシャッター、後面は観音開き扉。また、再帰性に富んだ反射材により側面及び後面にマーキングを施しました。
03
資機材収納庫の助手席側収納。アルミ製ユニット枠構造で、積載する資機材の大きさにより棚の高さが調節できます。
04
資機材収納庫の運転席側収納。助手席側と同様にアルミ製ユニット枠構造で、中央の引き出し収納にロープ、カラビナ及びハーネス等の資器材を吊り下げて収納しています。
05
資器材収納庫の後面収納。上段に舟形担架、中段に電動油圧資機材等の交通救助活動に特化した資機材を積載し、下段には電動式ウインチ装置を搭載しています。
06
後部座席前方のアルミフレームにマグネット式ホワイトボードを取り付けました。出動中の情報を記載し、現場到着後には取り外して情報整理に活用できます。写真は、助手席側に取り付けていますが、中央や運転席側にも取り付けることができます。
07
後部座席の後面中央に資機材用のバッテリー充電器を積載、走行中や停車中に車内充電ができます。
08
キャビン屋根上にLED照明装置ナイトスキャンチーフ(90w-4灯)を搭載しています。無線リモコンで離れた場所から操作ができます。
09
電動油圧レスキューツールを積載しています。写真左からコンビツール、スプレッダー、カッター及び専用バッテリー。(※ラムシリンダーも積載しています。)
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充電式電動工具を積載しています。写真上左からレシプロソー、グラインダー、フラッシュライト。写真下左からインパクトドライバー、カッター、チェーンソー、ハンマドリル。
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車体側面の「バッテンバーグマーキング」と車体輪郭を示すラインの反射状況。これにより、暗闇でも車両の存在や大きさに気付くことができます。
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車体後面の下方に施された「シェブロンマーキング」と、車体輪郭を示すラインの反射状況。