令和5年4月1日、香美市消防署に配備されている救助工作車が更新され運用を開始しました。
これまでの救助工作車2型(5トン車級)から救助工作車1型(3トン車級)に更新し、車体が小さくなったことに伴い、山間部や建物密集地域などの道路幅が狭い道を通行し、これまでの救助工作車では到着できなかった場所にも行けるようになりました。また、夜間に赤色回転灯などの灯火類を消したり、灯火類が何らかの原因により故障した際に、車体の側面と後面に施した「再帰性に富んだ反射材」によるマーキングが通行車両のライト(ロービーム)に反射して、車両の存在や輪郭を知らせることによって、衝突を防ぎ、傷病者や周囲で活動している隊員の安全を確保することができます。
主な装備は、LED照明装置や電動ウインチを搭載。積載資機材については、毎年多く発生している交通救助事案に対応した資機材を中心に積載し、電動油圧レスキューツールを採用することにより、機動性と操作性が向上し、少人数でもより効果的な救助活動ができるようになりました。