神社の御祭神が行列を組んで御旅所の神明宮を往復する秋祭りをオナバレといい、江戸時代末期には「奈波連」と読んだことが知られています。
現在の神幸行列は、江戸時代の文政年間(1820年頃)香北町太郎丸にあった文化人・竹内重意が「美良布神社奈波連」として記録した姿に近いと考えられています。
行列に参加する人が持つ持ち物の中に「文化元年(1804年)」の記述があり、江戸時代末期に神幸の行事が行われていたことは確実ですが、いつの時代から行われていたのかは明らかではありません。